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春夏秋冬 旬食とワイン「夏」

家飲みワインの愉しみは、
美味しい食があってこそ!
食通でも知られるソムリエ阿部誠が、
季節素材を使った一皿と
ぴったり相性の良い
「旬食、この1本」をリコメンドします。

VOL.1ナスの揚げ浸しと
シャトー・メルシャン
ももいろ ロゼ

茄子を一度、油で揚げてから出汁のきいた漬けダレに入れる事により、水分が減り旨味が凝縮した味わいになります。口中で染み出る茄子の旨味と出汁の味わいが果実味に溶け込んだ酸味と優しい渋みと好相性です。茄子とワインをしっかりと冷やすのがポイントです。
輝きがあり明るいローズピンクの色調です。野イチゴやサクランボの香りが広がり赤いバラのニュアンスも感じられ上品 なスパイシーさがアクセントになります。上品な果実味の印象から酸味がバランス良く広がり後味の優しい渋みはコクのあるフィニッシュへと続きます。
vol.1ナスの揚げ浸しと
シャトー・メルシャンももいろ ロゼ

材料(2人分)
だし汁
1カップ
★薄口しょうゆ、みりん
各大さじ1
★砂糖
小1/3
★ 塩
一つまみ
揚げ油
適量
なす(乱切り)
2 本(180g)
青じそ
2 枚
作り方
- 鍋にだし汁を入れて熱し、★を加えて一煮立ちしたら火を止め、鍋ごと氷水に入れて冷やす。
- 揚げ油を 180℃に熱してなすを素揚げにする。
- .1 に浸して粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし、器に盛りつけて千切りにした青じそをのせる。
VOL.2うなぎ蒲焼と
シャトー・ド・ミニエール ルージュ・ド・ブルグイユ

鰻はフランスでもよく食べられる高級食材の一つでコクのある赤ワインと合わせます。日本の蒲焼は鰻の風味とタレの香ばしさに青みの効いた山椒が良く合います。ロワールのカベルネフランは産地の特徴から青いスパイスの印象があり、さらにこのワインは熟成感があるのでタレとも良く合います。
エッジにオレンジを帯びたダークチェリーレッドの色調です。カシスのコンフィやグリーンペッパーなどの香りと、熟成による湿った土やきのこの香りがあり複雑な印象です。熟した果実味とエレガントに伸びる酸味と共に細やかな渋みがバランスを保ちながら長めの余韻へと続きます。
vol.2うなぎ蒲焼と
シャトー・ド・ミニエール ルージュ・ド・ブルグイユ

材料(2人分)
鰻の蒲焼
1 枚
酒
大さじ2
蒲焼のタレ
大さじ4
アルファルファ
適量
山椒
適量
作り方
- 鰻は水で洗い、油と水気を拭き取り、酒を振り、1 口大にカットする。
- 1 をオーブントースターで5 分ほど加熱する。
- 温めた蒲焼のタレを回しかけ、アルファルファをのせ、山椒を振りかける。
VOL.3冷やし豚しゃぶと
ショウ・アンド・スミス
M3 シャルドネ


さっと湯通しした豚肉を冷やし、ゴマダレのコクのある味わいで食す冷しゃぶは夏の定番。お肉ですが、ここは力強い白ワインと是非お楽しみください。ワインのボディー・樽の風味などが豚肉・ゴマダレと見事な相性になります。
輝きのあるライトイエローで若干のゴールドを帯びています。黄桃やアプリコットの熟した印象と樽からのヴァニラ香、バタースコッチなどの香りも感じられ複雑に広がります。しっかりとした果実味とボディー感が心地よく酸味は円やかで複雑な後味を残しながら長めの余韻となります。
vol.3冷やし豚しゃぶと
ショウ・アンド・スミス M3 シャルドネ

材料(2人分)
大根
6〜7cm(200g)
水菜
1 株(50g)
豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用)
100g
酒
大さじ1
ミニトマト(半分に切る)
5 個
ゴマだれ
大さじ3
作り方
- 大根は千切りにし、水菜はざく切りにして、水に放してパリッとさせる。
- 豚肉は食べやすい大きさに切って酒をふり、少しなじませる。
- 鍋に湯を沸かして2 をゆで、水気を切る。
- 皿に水気を切った1 を盛り、3 をのせてミニトマトを散らし、ゴマだれをかける。

VOL.1タコのガーリックバターソテーと
バルミニョール アルバリーニョ

タコはスペインでもポピュラーな食材のひとつです。バターを使うことで香り高くまろやかな仕上がりになり、ガーリックとの相性も抜群です。熟した果実感と豊かな酸味がこの料理と一体となり、味わいバランスを高めます。
輝きのあるグリーンを帯びたイエローの色調です。白桃や黄桃などのストーンフルーツの香りが華やかに広がり塩っぽいミネラル感と黄色い花の香りが後に続きます。
VOL.1タコのガーリックバターソテーと
バルミニョール アルバリーニョ

材料(2人分)
ゆでタコ( ぶつ切り)
300g
塩
小さじ1/2
こしょう
適量
★バター
25g
★にんにく(みじん切り)
3 かけ
パセリ(みじん切り)
大さじ2
作り方
- タコに塩・こしょうをふって混ぜておく。
- フライパンに★を入れ、香りが出たら、タコを入れ軽く炒める。
- パセリを振りかける。
VOL.2トマトとバジルの冷製パスタと
マルケーゼ・アンティノリ・
フランチャコルタ・ロゼ


甘味をたっぷりと感じるトマトとバジルの青々とした風味にオリーブオイルの滑らかさが冷製パスタと絶妙。ロゼのフランチャコルタの果実感と優しい渋みとの相性はそれらの食材と一体となり口中で美味しさを奏でます。
明るいピンクの色調で豊かで細やかな泡立ちです。新鮮なラズベリーやバラの花弁の香りが綺麗に広がり微かなスパイシーさを上品に感じます。心地よい果実味と溶け込んだ酸味にクリーミーな泡が広がり上品な渋みが後味のアクセントになります。
VOL.2トマトとバジルの冷製パスタと
マルケーゼ・アンティノリ・フランチャコルタ・ロゼ

材料(2人分)
パスタ(サラダ用 細め)
120g
★ トマト( 湯むき・乱切り)
2 個(360g)
★ にんにく( すりおろす)
少々
★ オリーブオイル
大さじ3
★ 塩、こしょう
少々
バジル
適量
ブラックオリーブ
適量
粉チーズ
適量
作り方
- ボウルに★を全部入れて混ぜ合わせ、味をととのえてしばらくねかし、冷蔵庫で冷やしておく。
- 鍋に湯を入れて塩を加え、パスタを少しやわらかめにゆで、氷水にとって冷やし水分を切る。
- パスタにオリーブオイルをかけ、1 をかける。
- バジル、ブラックオリーブを散らしお好みで粉チーズを振りかける。
VOL.3スパイシーソーセージと
ポール・コンティ シラーズ

旨味たっぷりの肉汁が染み出るソーセージと、果実味が豊かで黒胡椒の風味が特徴的なオーストラリアのシラーズの相性は最高の組み合わせの一つ。たっぷりの果実感とスパイシーさに骨格のしっかりとしたボディがソーセージの肉っぽさと旨味を受け止めます。
ふちに紫を帯びたダークチェリーレッドの色調です。熟したカシスやブラックチェリーの果実の印象と黒胡椒などのスパイシーさに樽からのココナツとナツメグの香りが心地よく加わります。熟れた果実味と溶け込んだ酸味が広がり渋みは滑らかで力強いボディーを余韻で感じます。
VOL.3スパイシーソーセージと
ポール・コンティ シラーズ

材料(2人分)
紫キャベツ
1/8 個位
スパイシーソーセージ
4本
ハーブ
適量
ブラックペッパー
適量
オリーブオイル
適量
粒マスタード
大さじ2
ケチャップ
大さじ2
作り方
- 紫キャベツを千切りにし、皿に盛り付ける。
- ソーセージに切れ目を入れ、オリーブオイルで焼き焦げ目をつけ1 の上に盛る。
- ブラックペッパーやドライハーブを振りかけ、粒マスタード、ケチャップを添える。