和食にワインを選ぶコツの一つは、
料理とワインの風味を合わせること。
出汁やスパイスなど味付けの特徴とワインの持つ香り・
味わいを合わせてチョイス。
食通でも知られる阿部ソムリエが、いつもの夏和食と相性の良い「この1本」をリコメンドします。

ショウ・アンド・スミス M3 シャルドネ

さっと湯通しした豚肉を冷やし、ゴマダレのコクのある味わい冷しゃぶは夏の定番。お肉ですが、ぜひここは「力強い白ワイン」とお楽しみください。ワインのボディー・樽の風味などが豚 ・ゴマダレと見事な相性になります。

輝きのあるライトイエローで若干のゴールドを帯びています。

黄桃やアプリコットの熟した印象と樽からのヴァニラやバタースコッチなどの香りも感じられ複雑に広がります。

しっかりとした果実味とボディー感が心地よく酸味は円やかで複雑な後味を残しながら長めの余韻となります。

ショウ・アンド・スミス M3 シャルドネ

シャトー・メルシャン ももいろ ロゼ

茄子を一度、油で揚げてから出汁のきいた漬けダレに入れる事で、水分が減り旨味が凝縮した味わいになります。口中で染み出る茄子の旨味と出汁の味わいが、「ももいろロゼ」の果実味に溶け込んだ酸味と優しい渋みと好相性です。

輝きがあり明るいローズピンクの色調です。

野イチゴやサクランボの香りが広がり赤いバラのニュアンスも感じられ上品なスパイシーさがアクセントになります。

上品な果実味の印象から酸味がバランス良く広がり後味の優しい渋みはコクのあるフィニッシュへと続きます。

シャトー・メルシャン ももいろ ロゼ

胎内高原ワイン メルロー 2016

鰻の土っぽく旨味を含んだ脂の深みのある味わい、さらにタレが香ばしく焼き上げれらた時の風味が、メルローのミネラル感と果実が熟れて熟成を感じるアロマと絶妙なマリアージュになります。

透明感のある紫を帯びた明るめのダークチェリーレッドの色調です。

熟した野イチゴやクランベリーの果実の印象とスミレの花、ヴァニラやリコリスの香りと樽のロースト香が優しく広がります。

熟した果実味が広がり溶け込んだ酸味が調和し、渋みは細やかで余韻にコクをもたらします。

胎内高原ワイン メルロー 2016